展覧会アーカイブス 2022

豆本 "犬" "猫"展
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作家紹介
- 戸矢崎 満雄
掲載紙
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豆本の精巧美に魅せられ 現代美術家で大学教授・戸矢崎満雄さん
コレクション150点紹介の本出版
聖典・漫画・小説 小さき世界「感性と技術知って」
手のひらに収まる豆本に魅せられ、現代美術家で神戸芸術工科大学教授の戸矢崎満雄さんが、自身のコレクションから豆品の世界を紹介する本「bijou book(ビジューブック)珠玉の豆本」=写真=を出版した。記念の創作豆本展を、京都市下京区河原町通四条下ルのギャラリーギャラリーで9日(6日休廊)まで開いている。
戸矢崎さんは、不要になったボタンを用いたインスタレーションを発表する一方、趣味でミニチュア玩具を集めるなど「小さきもの」に心を引かれてきた。豆本は、コロナ禍で外出の機会が少なくなった2020年、インターネットオークションで入手したのをきっかけに趣味を持ったという。
精巧で美しく、アートとしても本としても楽しめる、と国内外の作品を収集。歴史や内容、制作費、日本の出版状況を調べて本を執筆した。ゾロアスター教の聖典をはじめ、ヨーロッパの聖書、ナチス・ドイツが宣伝用に作ったパラパラ漫画、川端康成や夏目漱石の小説など約150点を紹介している。
ギャラリーで展示しているのは、本の執筆のために豆本作家と共同で作った創作豆本。大きさは4.5センチ×4.5センチ。「犬」と「猫」の2種類で、それぞれミニチュア玩具の犬と猫の写真などを収めた、十数点を展示している。表紙に用いた布は商品の山から見つけたネクタイ。柄は12種類ある。
戸矢崎さんは「日本でも豆本は流行し、日本人の感性と技術が詰まった素晴らしい作品が、たくさん作られてきた。さまざまな楽しみ方がある豆本の世界を知ってほしい」と話している。「珠玉の豆本」は新潮社図書編集室刊。1650円。(松田規久子)京都新聞 2022年10月3日

展覧会備考
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