展覧会アーカイブス 2022

ウクライナに平和を!
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作家紹介
- 菅井 汲
掲載紙
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ウクライナに平和を 下京区の画廊で無人展示 次回は9日から
ロシアに侵略されているウクライナの人たちに連帯し、「ウクライナに平和を」と題した無人の美術展示が4月18日から21日まで、京都市下京区の画廊「ギャラリーギャラリー」で行われました。
展示されたのは菅井汲(すがい・くみ、1919-96)がリトグラフ(版画の一種)で制作した「青と黄色」(原題「U JAUNE ET BLEU」(69年)の複製画。
菅井はパリを拠点に活動し、世界的な成功を収めた作家。図形的で明快な作風で知られ、頭文字の「S」をかたどった作品を多く残しています。
キュレーターの深萱真穂(ふかがやまほ)氏が、Uの文字は、ウクライナ(UKRAINE)の頭文字にあたり、戦火に直面している人たちと手をつなぐ(UNITE)との意味も込めて、展示替えで空いているときに展示しては、と提案。
同画廊ディレクターの川嶋啓子さんは「声を上げず静かにメッセージを示すのもいいのでは」と賛同し、実現したものです。
画廊は1927年に建てられ、正面玄関・階段などにアール・デコ風の意匠を取り入れ、国の登録有形文化財(建造物)のビル5階。天井、壁、床全てが白で統一され、窓から差し込む光で部屋全体が包まれるように工夫されています。
古都ウクライナで歴史ある建造物がロシア軍によって無残に破壊されている様子が日々報道されていますが、古都京都の第2次大戦前の歴史ある建物の一室で、柔らかな光に浮かび上がる作品は、平和が訪れたあとのウクライナ、未来への希望を表現しているようにも見えます。
次回の展示は9日(月)から11日(水)午前9時?日没。同ギャラリー=京都市下京区河原町四条下ル東側 壽ビルディング5階。京都民報 2022年5月8日

展覧会備考
菅井汲の複製画の展示/企画:深萱真穂/無人展