展覧会アーカイブス 2013

弥永保子SHIBORI展 南の島から
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作家紹介
- 弥永 保子
掲載紙
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手間仕事が誘う 未知の世界
「絞り染め」は、布を染める時に縛ったり縫ったりして防染することで模様を生み出す染色技法。世界各地で見られる技だが、特に日本で多彩な技法が発展し、日本語の「SHIBORI」が、絞り染めの国際語になっている。
模様だけでなく、布にかけられた圧力によって生じた凹凸もまた、絞り染めの表現。弥永保子は、絞り染めによって生み出される色と立体的な効果を「布に残された記憶」として表現する。展示空間につり下げられた作品は、無数のひだやうねり、さまざまな形の突起が塊となったような形状。まるで長年、人目に触れることなく深海に潜んでいた海洋生物のように神秘的だ。これらはすべて、1枚のシルクオーガンジーを「縫い絞り」の技法によって成形している。大きなものになると、使用する布は1.5メートル×5メートル以上。それに、解いた時にできる形を予想しながら細かな縫いを施し、強い力で絞る。1枚の布に刻み込まれた膨大な労力と時間の記憶が、作品のまがまがしいまでの生命感となっている。(沢田眉香子・著述業)京都新聞 2013年3月23日

展覧会備考
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