展覧会アーカイブス 2006

Life -no substitute- −かけがえのないもの−
room1




作家紹介
- 北川 晶子
掲載紙
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顔ほど表情豊かな手
「握手する手」を普通に描いたとしたら、きっとメッセージ性が明らかすぎて気恥ずかしい感じになるだろう。しかし、北川晶子のポリエステルの薄い布にデジカメの画像を熱転写プリントした「握手する手」は、周囲の文脈から切り離された手首から先だけが克明に浮かび上がり、まずはその具体的で繊細な表情に見入ることになるだろう。手には、顔ほどに豊かな表情があると気づかされる。
半透明な布が継ぎ合わされた作品全体は、いかにもはかない様子だが、握手する手はあちこちに張り合わされ、バラバラに分断された地図がちらばる布と布を同時多発的につなぎ合わせている。老人だったり、幼児だったり、親と子だったり、幼児だったり、親と子だったり、時には犬だったりする多数の手は、「われわれ」の存在のビジョンを与えてくれているようだ。(岩本敏朗)京都新聞 2006年11月18日

展覧会備考
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