展覧会アーカイブス 2006

ばんば まさえ個展
room1




作家紹介
- ばんば まさえ
掲載紙
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「命あるものは土にかえり、そこからまた新しい命が生まれる」という「生命の循環」をテーマにしたインスタレーション。薄いシルクと綿の布に絞り染めの手法で模様をつけ、キノコと羽をイメージした立体を制作。空間を構成した。=写真。
朝日新聞夕刊 2006年5月18日
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ばんばまさえは絞り染めで、半透明のオーガンジーを袋状に丸めた「きのこ」約2000本を床に展開。
京都新聞 2006年5月20日
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京都で「ばんばまさえ展」 清らかな空気と緊張感
新緑が目に鮮やかな季節を迎えた京都で、16軒の画廊を周遊するアートイベント「KYOTO ART MAP」が開かれている。ばんばまさえ個展が、この企画の一環として、ギャラリーギャラリー(京都市中京区)で開催中だ。
大学で染織を学んだばんば。絞り染めの技法を用いた布でオブジェをつくり、会場の空間全体を構成する現代的な展示を行なってきた。
床に無数に並ぶ透明の布の小さなオブジェの間に、昆虫の羽を模した布が、所々に落ちている。布を微妙に異なる何種類かの緑色に染め、キノコのかさのような形に膨らませた展示は、植生している胞子に見える。羽の形状をした布は、絞り染めをほどこし平らにプレスしたもの。
淡い色が壊れやすそうな繊細さを醸し出すが、どこでも繁殖できる強さを併せもつといった印象も同時に与える。羽が土に返り、胞子を育てる肥えた土となるような生態系の循環を想像させるからかもしれない。
大きな窓から入る自然光や照明の効果は、現代的なクールさを演出する。時間帯によって作品の表情が変化する。だが、伝統的な手仕事の技術でつくり上げられた空間でもある。
都会の一角にひそかに種を守るために生物たちが生息しているオアシス、といった小宇宙的な見立てとも取れる。足を踏み入れると、心身共に浄化させてくれる清らかな空気が漂う。頭で考えさせるよりも、先に感覚に訴えかけてくる空間を支配する緊張感も心地よい。
文明の恩恵を受け都市生活を送るなかで、ともすると忘れがちとなっている自然の摂理を、再確認できる場とも言えよう。(大阪電気通信大教授 原 久子)日本経済新聞夕刊 2006年5月24日
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KYOTO ART MAP 26日まで。京都市内の15の現代美術のギャラリーが企画展を同時期に開き、地図を片手に回れる。下京区河原町四条下ル寿ビル5階の「ギャラリー・ギャラリー」では、絞り染め作家ばんばまさえさん(下京区)が、個展を開催。キノコを模した無数の小さなオブジェが、多様な生き物を育む“森”の小径を再現。いずれも入場無料。
読売新聞 2006年5月26日

展覧会備考
Kyoto Art Map 2006参加