展覧会アーカイブス 2005

POCKETS
room1




作家紹介
- 新田 恭子
掲載紙
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親密な感覚と異次元
宙を舞うジーンズの“幽霊”。ポケットからは触手のように筒がのび、他のジーンズとつながり合っている。新田恭子は、老若男女10人がはいていたジーンズから型を取り出したテキスタイル作品を展開する。
先月まで京都国立近代美術館で開かれたテキスタイルの日英交流展「表現を通じて」のプロジェクトで、英国の作家マキシーン・ブリストウのもとに滞在。そこで見いだした綿の細番手の繊維、コットンオーガンジーを用いてのシリーズで、半透明の薄い布でありながら、形が崩れない独特の造形をみせる。
ポケットに手を入れる感覚は個人的なものであり、かつ、誰にもなじみがあろう。「そでの下」ならぬ「またの下」を通じ、個人に親密な感覚を共有感覚へとつなぐ異次元のトンネルか。大量生産品でありながら、着用する人の個性にあふれるジーンズがマッチしている。(岩本敏朗)京都新聞 2005年6月4日
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新田恭子個展-POCKETS
2005年5/28-6/11 京都・ギャラリーギャラリー
大小さまざまな透けた白いジーンズが10本、展示空間の天井からぶら下がり、それぞれのポケットや裾が伸びて、互いに繋がり合っている。いずれのジーンズも、9歳から73歳までの、作者に関わりのある人たちが実際に着ていたものを採寸し、白のコットンオーガンジーで縫い上げたものである。いうまでもなく、これらのジーンズは身につけていた人のメタファーだ。互いに複雑に繋がり合うジーンズは、人と人との「縁」や「絆」をあらためて思い起こさせる。『染織α』2005年11月号No.296

展覧会備考
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