展覧会アーカイブス 2002

<ふくれっつらとチューインガム>
room1+EX

作家紹介
- ふくもと あや
掲載紙
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表現意図を超える試み
女性作家による三つの個展を興味深く見た。
福本綾は天井から150本のひもを下げ、約1メートルの高さに黄色い封筒を結ぶ。薄い封筒は内容物で膨らみ、カードも透けて見える。ひもの途中にロウづくりのカラフルな小球が付いており、それだけで楽しげな空間だが、鑑賞者は結び目をほどいて封筒を持ち帰ることができる。カードのメッセージや内容物も個展の表現だ。同時に、封筒を持ち帰る行為が個展会場を変容させる。同じギャラリーでは先月、鑑賞者が書き込みできる作品を別の作家が発表していた。鑑賞者との共同作業への志向が広がっているのだろうか。作品の「完成」ということについても考えさせられた。(深萱 真穂)京都新聞 2002年2月9日

展覧会備考
EXは2/14まで