展覧会アーカイブス 1996

シャシャ ヒグビー個展
別室/room2


作家紹介
- シャシャ ヒグビー
掲載紙
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パフォーマンスというと時間軸の意識された芸術と考えることが普通かもしれないが、シャシャ・ヒグビーによって演じられた作品は、演じられた全ての時間が等価と感じることができるような映像時の集合として見ることができた。ストーリーが感じられない、という意味ではない。シンプルな打楽器や巧みなライティングによって、たとえば夜明けから日没までをハイスピードで一時間で見たような濃密な時間を感じさせるほどであった。それは、身体が能のようなゆっくりした動きを見せながら、細い木々や粗く織られた繊維等による衣装が微妙に振動することによって不思議な生命感を漂わせていたこと、あるいは、複数の能面のようなマスクが光線の具合によって劇的な効果を生み出していることによるのであろう。彼女にとって身体とは、自身のつくったオブジェを用いて一瞬一瞬の空間造形を生み出す道具と化しているのである。(ギャラリーギャラリー=河原町四条下ル東側=で衣装を展示 22日まで 日休)(中井康之・西宮市大谷記念美術館学芸員)
京都新聞 1996年2月18日

展覧会備考
2/10作家によるパフォーマンス(room2)/展示は22日まで別室。事前案内では会期は20日まで。