展覧会アーカイブス 1995

間の風景 Landscape of Moments
room1/2

作家紹介
- 伊藤 祐之
掲載紙
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立体感のある絵画とよぶべきか、それともニュータイプの繊維造形と見るべきか。いずれにせよ神奈川在住の伊藤祐之は、意識の明快な作品を発表した。
一見、暗調な染料で覆われた粗布張りの箱形を配列したようにも見えるが、近づいて見ると木箱を覆っているのは染め布ではなく、荷造り用の麻糸をタテ、ヨコ二重にびっしり張りめぐらしたあと、全面に幾色ものアクリル絵具液を重ね流した跡。繊維造形作家とは違った素材とのかかわり方は、やはり油彩画出身らしい発想だ。(F)京都新聞 1995年2月11日
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伊藤祐之展 間の風影
1995年2/4-2/16 京都・ギャラリーギャラリー
東京在住の作家の初めての京都での個展。箱状の板の外側に荷造り用の麻紐をびっしりと張りつめ、樹脂で固めた上からアクリル絵具で着色したユニットによる構成。作家はもともとは油絵を描いていたが、キャンバスの素材性を追求した結果、現在は麻紐を使った作品を展開している。異なる色を何回も塗り重ねることで出した深みのある色合は、一瞬、織作品かと思わせる味わいがある。麻紐の静かな緊張感と繊細な色彩が、確かな存在感を醸していた。『染織α』1995年4月号No.169

展覧会備考
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