展覧会アーカイブス 1992

PARADE FLAG PARTY
room1/2



作家紹介
- いまふく ふみよ
- 本間 晴子
掲載紙
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女のギャラリー
「PARADE」はいまふくふみよさんと本間晴子さんが二人で空間構成する展覧会のときに出現するグループ名だ。二人とも染色学科出身の若手作家だが、その染色に対する考え方がまるで違う人たちがペアを組むという点がおもしろい。
いまふくさんは白い布を完成したものだとすると、染色という行為そのものはそれを汚す作業ではないかと考えている。いかに染めないでおくかということを考える。連続する形やイスラムのモスクが好きだ。一方、本間さんは、神田川の江戸小紋の染め屋さんの近くに育ったせいか民俗的な模様にひかれる。布を重ねて、その布の色が染み通っていくのが面白い。
そういう二人で作る表現は共同作業というよりは、それぞれ違う部分を二人が分担して、遊びながらも結果的に一つのゲームをクリアしてしまうような感覚かもしれない。
染色=美しいもの、というだけのことを超えていこうとする姿勢は一致しているが、いい意味で二人の違いがうまく生かされ、一人で作るときとは異なる空間作りができるのだろう。
今回の「FLAG」展も二人で作ることによる増殖し「始まりの旗」から「進化した旗」「子孫の旗」へと展開する予定。(室井 絵里)読売新聞夕刊 1992年4月18日
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パラード いまふくふみよ・本間晴子展
1992年4/18-4/30(※会期は5/2まで) 京都・ギャラリーギャラリー
二人の共同制作。一室には、張り渡したロープに数々のカラフルな布が垂れ下がり、祭や運動会にひるがえる万国旗のように、はなやぎのある空間を形づくる。もう一室には、片面を色鮮やかな幾何学模様に染めた大きなキャンバス地を、様々な形にくり抜き、フェンスのように張り巡らす。訪れた人は、布の回廊に沿って巡ると布に囲まれた広間にいざなわれるという趣向だ。ちょっとミステリアスな物語性のある空間構成となった。『染織α』1992年8月号No.137

展覧会備考
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