展覧会アーカイブス 1992

TETSUO KUSAMA
room1/2

作家紹介
- 草間 喆雄
掲載紙
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「二重織の立体造形による空間構成」=写真左
朝日新聞 1992年3月3日
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きょう14日から29日まで京都文化博物館で開催される国際的スタイルコンペティション・京都展に連動してのことか、今週の画廊街には繊維造形の充実した個展発表がある。
まず同コンペで技術賞・府知事賞を受賞した草間喆雄の個展。この10年ほどは、アコーデオン状の整然とした折り返しが連続する二重織に直線的な色糸の美しさを生かした作品で注目されてきたが、今回は空間への豊かな広がりを意図した新たな展開を印象づける。紫や黄色、朱、緑の鮮烈な単色で統一された織り布の造形が、床面や壁に設定されている。それぞれの造形は、ゆるやかな曲線と折り返しが連続する帯をユニットにして構成されているのだが、袋織りにアクリルの薄板を入れて作り出した局面のなだらかさと幾何学的な折り返しの緊張感とが、あでやかな単一色のなかに調和し、静ひつな間合いや流動感を際立たせる。(O)京都新聞 1992年3月14日
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繊維使う造形作家 草間さんが新作展 下京区の寿ビル5階
繊維を使う造形作家、草間喆(てつ)雄さん(46)=宇治市=の新作展が19日まで下京区河原町通四条下ル、寿ビル5階、ギャラリーギャラリーで開かれている。
展示は6点。綿糸を帯状に織り上げ、折り紙のように折りたたんで中に塩化ビニール板を入れ、それを複数組み合わせてある。それぞれの作品は黄色、エメラルドグリーン、オレンジ色などの鮮やかな単色。風に舞いながら落ちる羽や花が開花しているところのようにみえるが「特定のものをイメージしたのではなく、折り紙を折っているうちにでき上がった形」という。入場無料。毎日新聞 1992年3月18日
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草間喆雄展
1992年3/7-3/19 京都・ギャラリーギャラリー
第3回ITFで技術賞に輝いた草間さんの、同公募展開催に連動した個展発表。二重織で80年代は紺地をぺース(ママ)にカラフルな色糸でリズミカルなパターンを織り表していたが、新作はがらりと単色表現。しかもレリーフから鳥のはばたきを連想させる造形へと移行した。“Flight”シリーズは袋状に織り上げた中に塩ビ板を入れ、特有のねじれを生かしたものだが、光と、そして襞に見せる陰影が形象をより一層際立たせている。『染織α』1992年5月号No.134

展覧会備考
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