展覧会アーカイブス 1990

高木光司展
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作家紹介
- 高木 光司
掲載紙
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鉄や木といった硬い素材と異なり、柔らかで温かみのある布をあつかう高木光司は、布を二重縫いしたヒモ状造形を数限りなくつるして、塀や壁状に仕切る。洗濯く機で布糸のほぐれを生み出す独自の方法で、無数のヒモは、ちょうど蚕(かいこ)棚に吐き出された糸がからまったような原初的な相ぼうをみせている。たて糸とよこ糸で織られた布を、糸の原初的な状態に戻すことによって新たな表情を引き出す逆転の着想が、ここにも生きている。(O)
京都新聞 1990年2月17日
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高木光司展
1990年2/10-2/22 京都・ギャラリーギャラリー
織り上がった糸の集積―布―を再び解体し、糸の状態に還元していく過程で、糸と布との関連を提示する高木さん独自の表現。木綿布を1センチ幅に裂き、タテにミシンを入れて束ねた状態で脱水器にかける。布の端からは糸がほつれ出し、各々に絡まり合って、広げた状態はちょうどクモの巣のような不規則な網目をつくる。裂布の上下を固定し、ギャラリー空間を遮ぎるように二層構造で張り渡していく構成は、たなびく風のような空気の層を形成している。『染織α』1990年4月号No.109

展覧会備考
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