展覧会アーカイブス 1986

小林正和個展
room1

作家紹介
- 小林 正和
掲載紙
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無人ギャラリーの一枚ガラス窓から中をのぞき込むと、黒い布が宙につられ、そこへ一本のカラフルな“弓”が立てかけられている。弓の糸は赤と青に色分けされ、弓の本体も白と黒のまだら模様…。まわりの壁には“弓の色の収穫”を展示するかのように、赤と緑の布ギレに本もののトンボ、床には“弓”づくりの暗示か、絵の具や巻き糸、ハサミなどが…。
ファイバー・ワークの分野で、みずみずしい感性を発揮する小林正和は、みずからつかんだ作風が固定化しそうになると惜しげもなくオサラバし、自己の感性に忠実に変貌(ぼう)し続ける。今回の一種秘儀性を漂わせた試みにも、安住を嫌うこの作家らしい“お尻(しり)ずらし”の兆しを見る。(F)京都新聞 1986年8月2日

展覧会備考
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