展覧会アーカイブス 1982

ひろい のぶこ個展
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作家紹介
- ひろい のぶこ
掲載紙
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心理的な状況設定
内外の各種ファイバーアート展で活躍する京都市北区在住の若手ひろいのぶこは、時としてハッとするような心理的状況の仕事を見せてくれる。
今回も、白い無人の会場を有刺鉄線が痛そうに伸び、ところどころに白い羊の原毛が付着している状況的作品。有刺鉄線の両はしには、山から切ってきた自然木が2本。これだけでも不安な心理効果があるのに、床には鋭く割れたガラス片が散らばっており、さらによく見るとガラスの表面にはオオカミが歩いていった足跡が…。こう書けば、オオカミがガラスを踏み割り、羊を襲ったようなドラマの舞台とも受けられそうだが、彼女の状況設定はそれほど単刀直入ではない。むしろ鋭角的なものとソフトなもの、強靭(じん)なものと優しいものを衝撃的に出合わすことによって、われわれ見る側に心理的なドラマを暗示させてくれるのだ。京都新聞 1982年9月25日

展覧会備考
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