展覧会アーカイブス 1982

Ito
room1


作家紹介
- 小林 尚美
掲載紙
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赤白綿糸のオブジェ
無人の白い画廊床面に、赤と白の綿糸でつくった可愛いコミカルなオブジェが約20個、思い思いの方向に寝そべる。織り造形作家・小林尚美の個展会場だ。
これらのかわいいミニ・オブジェは、いずれも同じ形。赤く染めた綿糸と白いままの綿糸を行きつ戻りつの状態に束ね、赤白三層にボンドで接着したもの。真ん中あたりだけは、接着していないため自由に折れ曲がり、あたかも両足いっぱいに広げて体操をしている集団演技の情景のようだ。それにしても、この作家は糸という素材をのびやかに生かし、ハッとするようなシーンをわれわれの前にみせてくれる。感性豊かな才能といえよう。(T)京都新聞 1982年4月10日
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小林尚美展
1982年4/13-4/17(※会期は4/3から) 京都・ギャラリーギャラリー
赤、白、赤と束ねた木綿糸を段々に重ねて貼りつけ、真中から「く」の字形に曲げる。曲げられた部分だけ糸がもり上がったように見えて質感を浮き出す。白い床面に、一見無雑作に並べられた「く」の群団は、ユーモラスな表情をみせながらも、見る者をギョッとさせるようなひとつの世界を創ってみせた。『染織α』1982年6月号No.15

展覧会備考
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