展覧会アーカイブス 1981

scene
room1


作家紹介
- 扇 千花
掲載紙
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涼風呼ぶ和紙袋の配列
無人のギャラリー内に、約140個の白い紙袋が、整然と並んでいる。整列しているといっても柔らかな感触の和紙のことだから、風が吹けばフワリと飛びそうな在り方なのだ。
成安女子短大染織研究性の扇千花は、これらソフトな感触の紙袋ひとつひとつの中に青色の染料を隠し入れた。自然光による逆光の効果で、この仕掛けは“のぞき窓”からは全く見えず、あたかも紙袋の底の部分だけが青く染められているかのように見える。そのカラクリの詮(せん)索もさることながら、海に浮かぶヨットの行列か、はたまた白い帽子の行進か…。残暑に一陣の涼風を送り込んでくれる、心優しげな試みには違いない。(F)京都新聞 1981年8月29日

展覧会備考
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