展覧会アーカイブス 1981

Room2
room1


作家紹介
- 小林 正和
掲載紙
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赤布と稲ワラのソファ
だれもいない真っ白な自然光の画廊内に、不思議なソファが一つ置かれている。各種の現代美術展で活躍する京都在住のファイバー(繊維)造形作家・小林正和の個展会場だ。
ソファの向かって左半分は、なつかしい稲ワラを短く切って20個ほどの平束をつくり、それを積み重ねて造形したもの。ソファの右半分は、ピンク色の綿布でぬいぐるみにされており、左とシンメトリックな同一形体。赤布の中には、やはり同じ稲ワラ束が積み重ねられているのだろう。そうしたカラクリ以上に、シックな染め布と自然の匂いを残す稲ワラとの出合いが、いかにもみずみずしい。単純な会場設定を支えているのは、まさにこのみずみずしい感性だといえよう。(F)京都新聞 1981年5月23日

展覧会備考
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