経歴
67年大和紡績デザイン室入社。73年退社後フリーデザイナーを経て独学で染織作品を制作。以後、日本各地で個展開催。 又、ニューヨーク、ブルガリアで作品発表やワークショップ講師として参加。 |
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現在: | 川島テキスタイルスクール非常勤講師 |
1985~2003 | 京都、東京、日本各地で個展。40回(ワコール銀座アートスペース、ギャラリーにしかわ、ギャラリー濫觴など) |
グループ展 | |
1999 | 世界工芸コンペ金沢 |
2001 | 銀座松屋デザインフォーラム出展 |
2002 | Bulgaria -Japan Contemporary Textile Art in Bulgaria 「プレーンウィービング」出版記念展(ワコール銀座アートスペース・東京) |
2003 | MIsao Iwamura Textiles Exhibition HABU Textiles in New York |
掲載記事など | |
2000 | 雑誌「ミセス」2月号 特集 布に魅せられて、岩村操の織り布 「別冊太陽」染めと織りを楽しむ |
2001 | 雑誌「メイプル」9月号 特集 布作家・暮らしの中の布使い 雑誌「創作市場」24号 雑誌「Bieses」19号 岩村 操 工房特集 |
著書 | |
「プレーンウィービング」文化出版局刊 |
展覧会
「よみがえる触覚」
2004年4月10日(土)~24日(土)
ひとが生活空間や日常の中で自由な発想で使うことのできる「一枚の布」をコンセプトとして制作を続けている。
今回はシルクステンレス糸というハイブリッド素材を縦緯に使用。
この布は使い手が自由に形づくることができる。
今、特に大切な感覚である「触覚」をもういちど見直し布に触れることにより、また、布をとおして人間らしいリアルな体感や体験を呼び戻すことを願っている。
今世紀に入り、映像機器や情報通信機器の顕著な発達により、疑似体験が余りにも精密になったことで、ひとの日常の体験から現実と非現実の境界線が消え失せようとしている。
このヴァーチャルな現象の日常化はひとの直接的な肉体を使った体験を減らし、本当の人間的な体験の基礎である五感を衰えさそうとしているのではないか?
摘んだり、捻ったり、握ったり・・・・
シルクの軽やかさ、ステンレスの強靱さを兼ね備えた「一枚の布」に触れることで、触覚の意義を確認していただきたい。