経歴
| 1997 | 京都市立芸術大学卒業 |
| 1999 | 同大学大学院修了 |
| 現在 | 同大学大学院博士課程在学中 同大学非常勤講師 |
| 個展 | |
| 2000 | ギャラリーマロニエ・京都 |
| 2002 | 伊丹市立工芸センター・兵庫 |
| グループ展 | |
| 1996 | 伊丹クラフト展(伊丹市立工芸センター・兵庫) |
| 1997 | 芸術祭典・京 芸術系大学選抜展(四条地下ウィンドー・京都) 京都市立芸術大学大学院生展(ギャラリーマロニエ)/ ’98 |
| 2000 | 京展(京都市美術館) |
| 2001 | 京都府美術工芸新鋭選抜展(京都府京都文化博物館) |
| 受賞 | |
| 1999 | 京都市立芸術大学制作展/大学院市長賞 |
| 2002 | 新匠工芸会展/努力賞 |
| コミッションワーク | |
| 2002 | タキイ種苗株式会社(京都・福岡) |
展覧会
2003年3月22日(土)~4月5日(土)
生産者である植物をエネルギーとする動物はやがて朽ち果て、分解され土となり、それを養分に植物が育ちます。これら食物連鎖における「再生」をテーマに綴織またはコイリング等で表現しています。
綴織の作品は、繁栄する植物が枝や葉を伸ばし花をつけ、微生物はうごめき、魚が飛び跳ねる「生」があり、それらのなかで、骨だけとなった動物の骸が見え隠れしながら静かに「生」を見つめています。 コイリングの作品では、それぞれ視覚的な形態は違う多種多様な生物の生からの死の1つのサイクルが、無数につながり、食物連鎖の輪となる関係を表しています。
そして、積み重なる様々な静止の時間の波と、生命の儚さや自然のサイクルのなかで人間の微力さ、存在する環境のなかでそれぞれ力の限り生きているイメージが、質感の違う光沢のある糸により、一糸一糸巻かれたり、織り込まれています。
