阿野 理香 /Lika ANO 個展 (fiber)

Lika ANO (fiber)

2021年6月12日(土)- 27日(日) 12:00 - 19:00   木曜休み 最終日は、17時まで *緊急事態宣言中は、18時まで 18時-19時は事前連絡が必要です

2021年6月12日(土)- 27日(日) 12:00 – 19:00   木曜休み 最終日は、17時まで

*緊急事態宣言中は、18時まで 18時-19時は事前連絡が必要です

 

作家コメント

「たんぱく質の憂鬱」

地球上の生き物は「たんぱく質」でできている。たんぱく質を食べて、たんぱく質で身体を構成し、私はたんぱく質繊維で作品を作る。現在、人類を困らせているウイルスだってたんぱく質でできているらしい。

しかし、たんぱく質は繊細である。傷つきやすく、いつも悩ましい「痛み」を抱えているが、ひとつの身体に対して「痛み」は一つでない。例えば近頃の私は、右の肩は元気だが左の肩は50肩で痛い。さらに血液検査の結果にしても血糖値は正常だがコレストロールが高めなどと、私の身体は、細かい項目で切り刻まれているかのように存在していて、まるでパッチワークによる集合体のようだといつも感じている。

今回は、自らの身体に持っているイメージを自分なりの「形」にすることを試みた。身体の表層部分の皮膚とドレスがパッチワーク状に一体化しているイメージや「痛い」と感じるものの「形」などである。

▫️作家略歴

広島に生まれる。現在横浜在住

<近年の主な活動歴>

2011  3月「接点」(画廊るたん/銀座)

2012  2月 Textile Exhibition (画廊るたん/銀座)

2013 10月「TENO ONDO」展(TSUU/鎌倉)

2014  9月「二人展 阿野理香・池田まゆみ」(町田市民ホールギャラリー/東京)

2015  9月「if(糸布)展」 (愛知県美術館ギャラリー/名古屋)

12月「えろ展」(画廊るたん/銀座)

12月「平和の祈り展」(首里城/沖縄)

2016  6月「美術ぷらす展」(札幌駅エキナカギャラリー)

7月「織人」展(ぎゃらりーしをり/岡山倉敷)

2017 6月「正岡子規・夏目漱石生誕150周年記念『至芸の邂逅』」(萬翠荘/愛媛松山)

11月「ボジョレーヌーボーアートラベル展2017」(京橋テラス/東京)

2018 1月「Essence-存在と皮膚感覚」(表参道画廊/東京)

8月 個展(ギャラリーギャラリー/京都