経歴
1962 | 福岡県 |
1984 | 九州産業大学芸術学部デザイン学科卒業 |
1998 | 第4回国際掌中新立体造形公募展[優秀賞](吹上ホール・名古屋) 第10回あかりのオブジェ展[奨励賞](岐阜市文化センター/東京すみだリバーサイドギャラリー) |
1999 | TODAY’S ART TEXTILE 13(TOKYO TEXTILE FORUM・東京) TODAY’S ART TEXTILE SUMMER(MSB GALLERY GINZA・東京) |
2000 | 2on. MINI-TEXTILE INTERNATIONAL CONTEMPORARY ART EXHIBITION(MXespai・バルセロナ) 第5回国際掌中新立体造形公募展(吹上ホール・名古屋) TODAY’S ART TEXTILE 14(ギャラリーマロニエ・京都) アジアファイバーアート展(Duk Won Gallery・ソウル/Seo Nam Art Center・ソウル) MINIARTEXTIL COMO(コモ・イタリア) |
2001 | TODAY’S ART TEXTILE 15(ギャラリー彩園子・盛岡) アジアファイバーアート展(アジア美術館・福岡/田主丸・福岡) TODAY’S ART TEXTILE 繊維のかたち展(芸術の森・札幌) MINIARTEXTIL COMO(コモ・イタリア) 5Te- 5 Textile artist’s work vol.1(ギャラリー和田・東京) ART BASKET(ぐみの舎画廊・長崎) |
2002 | TODAY’S ART TEXTILE 16(千疋屋ギャラリー・東京) SOFA NEW YORK(ニューヨーク) 3on. MINI-TEXTILE INTERNATIONAL CONTEMPORARY ART EXHIBITION(MXespai・バルセロナ) fiber art show in busan(psl4 gallery・釜山) TODAY’S ART TEXTILE MA 展(MA ギャラリー・福岡) ART FAIR(BEXCO・釜山) MINIARTEXTIL COMO(コモ・イタリア) BIENNAL-WOMEN IN THE TEXTILE ART 2002[Additional Award](ARA GALLERY・アメリカ) BUSAN FIVER & FASHION ART FESTIVAL(BEXCO・釜山) 5Te- 5 Textile artist’s work vol.2(ギャラリー和田・東京) |
2003 | SOFA NEW YORK(ニューヨーク) 芹野直子展(ART SPACE 獏・福岡) TODAY’S ART TEXTILE 17(ホワイトギャラリー・鹿児島) Japan is Tarkin 展(MXespai・バルセロナ) MINIARTEXTIL COMO(コモ・イタリア) |
展覧会
2004年2月6日(金)~21日(土)
光と空気を内包した麻の繊維による立体表現。
素材はジュート麻。
その麻本来の自然の色を生かしつつ繊維状にしたもの。
私は福岡の津屋崎海岸近郊で、光や風を感じながら生活し、制作しています。
はかなげで、でも凛とした強さを持つ麻は、私の手を経て、かたちを変え、自然から生まれ、また自然に還っていきます。
私の手と感情、その作品は通過点のほんのひとつです。
〈 醸す 〉について
私が常々気にかかって考え、作品のタイトルにもしている〈 醸す 〉と言うことについては、うまくことばにできないのですが、こういうふうにも言えると思います。
人間を含め全ての〈 孕む 〉という、エネルギーの蓄積・凝縮された状態、状況はひとつの過程でもあります。その孕まれたエネルギーは、時には地球上のあらゆるエネルギーを吸収したものの様にもみえます。いっぽう、その内側に蓄えられたエネルギーは外側へも向かい、様々な形で影響を及ぼし続ける。つまり〈 醸す 〉ことをしているのではないでしょうか。
内側の孕まれたエネルギーは外へと向かい続け、何かを醸しだし、徐々に外が内へと変わっていく、エネルギーは今度はそこに孕まれていくというような循環。
作品や表現は終りでも結果でもなく、ひとつの過程であるし、それらを自分を通して表現し続けていきたいと思っています。
芹野 直子 展
2009年5月16日-2009年5月30日