2022年9月3日(土)- 18日(日) 木曜休み 12:00 – 19:00 (最終日は、17時まで)
□作家コメント
伝統的な手漉き和紙は大変な手間をかけて出来ていて美しく、それ以上何もする事がな
い気がした。水に浸し、製造工程を遡り、解いていくと平面の紙が複曲面になり、乾く
とそのままの形で留まる。その可塑性から制作か始まり、和紙を知ることから改めて
色々な学びが始まった。
和紙の繊維を解き過ぎると、形は突然弱くなり、紙としての面から一本のコウゾの繊維 となる。その一瞬にくっつくことと離れることの不思議なハランスを感じ、接着について考え始めた。
物事の境目と思われる「あうとはなれる」は同じ源泉から来ている。そしてそれはとても精妙だと思う。
□作家略歴
埼玉生まれ
東京藝術大学大学院彫金研究室修了
愛知県立芸術大学日本画研修生修了
個展
2020 「米山より子展」極小美術館
2016 「ほどくけしき-Plasticity」ギャラリー数寄 2016 「ゆりかごのうた」ギャラリーNOIVOI
2010 「ポジション2010 ほどくかたちつむぐけしき」名古屋市美術館地下1階第3室 他
グループ展
2019 サン=テティエンヌ デザインビエンナーレOFF
2019 「和紙素材の研究展IV・韓国」
2019 「現代美術の視点」極小美術館
2016 「DOJIMA AWARD-日本画」入選展
2016 「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」名古屋市美術館 2014 「つむぐけしきよむこころ」古川美術館特別展為三郎記念館他