2022年10月15日(土)- 30日(日)12:00 – 19:00 (最終日は、17時まで) 木曜休み
□作家コメント
染料を含んだ刷毛を持ち布に染めるとき、まるで雨が降って地面に浸み込むように感じるときがある。乾いた土に何かが描かれてゆくように。毛羽のある別珍に染めているので、布と刷毛との引懸りによけいにその質感を感じるのかもしれない。
雨粒が空から降ってくる間、小さな生き物たちは息をひそめ雨が止むとまた生き生きと動き始める。そのような営みに私は確かな力を感じる。
浸み込んだ自然の絵、小さな生き物の力強さ、ふと視点をそらすと身近に在る沢山の広がりを染めてゆきたい。
□作家略歴
兵庫に生まれる
京都精華大学卒業
京都市立芸術大学大学院終了
現在:大手前大学 非常勤講師
’99’00’01’02’03’04’11’16’17’20個展
(GALLERYGALLERY、同時代ギャラリー、ギャラリーゴトウ)
2002年 新銳美術選抜展(京都文化博物館)
2003年’05 京都美術工芸新銳選抜展(京都文化博物館)
2003年清流展 (染 清流館)
2021年染・清流展ビエンナーレ2021(染 清流館)
2022年第2回京都の染色―世代をつなぐ女性作家たち―(ギャラリーヒルゲート)
1996年〜2022年 アーティフィシャル位相(天野画廊)