大高 亨

Tohru Ohtaka

経歴

1964 秋田市に生まれる
1988 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン科卒業
(株)川島織物入社、テキスタイルデザイナーとして日本の自動車メーカー9社のカーシートファブリック開発に5年間携わる。その後、飛行機、列車、客船などの内装ファブリックを担当し、JALボーイング777リゾートエクスプレス、関西特急はるかなどの開発に携わる。その後、ホテルの内装ファブリック、椅子張地の開発などを担当。
1997 (株)川島織物退社
フリーランスデザイナーとして京都にテキスタイルデザイン事務所「T.O.TEX.STUDIO」を設立。
1997~2001 (株)DUAL「ソウル・韓国」顧問デザイナー
1997, 1998 京都芸術短期大学・染織・テキスタイルコース、非常勤講師
1999, 2000 京都芸術短期大学・染織・テキスタイルコース、専任講師
1999~2001 京都造形芸術大学・美術・工芸学科染織コース、専任講師
2003 現在 京都造形芸術大学・美術・工芸学科染織コース、助教授
川島テキスタイルスクール、非常勤講師
T.O.TEX.STUDIO、代表
個展
1990 ギャラリーギャラリー・京都 / ’92, ’94, ’96, ’99, 2001, 2003
1991 ギャラリーすずき・京都 / ’98
1993 ギャラリーNWハウス・東京
1996 ギャラリー彩園子・盛岡
1999 ホワイトギャラリー・鹿児島
2000 ワコール銀座アートスペース・東京
2002 PS14GALLERY・釜山、韓国
MAギャラリー・志摩町、福岡
2003 千疋屋ギャラリー・東京
2004 アートライフみつはし・京都
2005 AOAO 天窓ギャラリー・京都
ギャラリープランネット・名古屋
ギャラリーMARUFUKU・京都
グループ展
1992~2003 TODAY’S ART TEXTILE VI~XV(ギャラリー無有・京都/千疋屋ギャラリー・東京/天画廊・福岡/ギャラリー彩園子・盛岡/不二画廊・大阪/ギャラリー88・仙台/MSBギャラリー・東京/ホワイトギャラリー・鹿児島/アートスペース貘・福岡/東京テキスタイルフォーラム・東京/CRAFT SPACE MOKKUMUTO・ソウル、韓国)
1992 第3回国際テキスタイルコンペティション京都(京都府立京都文化博物館・京都)
TEXTILE MINIATURE WORKS 18×18 Contemporary Art of Japan(京都/東京/ベルギー/ロンドン/メルボルン/トロント/モントリオール/その他巡回)/ ’93, ’95, ’96
1993 TEXTILE ART EXHIBITION for BARNEY’S NEW YORK(バーニーズニューヨーク・横浜)
1994 INDIVIDUAL TEXTILE(目黒区美術館区民ギャラリー・東京)
日本の染織展(国立国際美術館・大阪)
1995 ファイバーアート展(ランドマークプラザ MEDIA SANYO・横浜)
第3回国際“掌中”新立体造形展(名古屋市中央企業振興会館・名古屋)
タワーアート in 通天閣(通天閣3階展示ホール・大阪)
1996 ミニドローイング展(ギャラリーギャラリー・京都)
1997 UNDER WATER EXHIBITION(鹿児島県大島郡瀬戸内町蘇刈沖)/ ’98
Spool gallery space presents-2(Spool ギャラリースペース・京都)
TODAY’S ART TEXTILE SUMMER(MSBギャラリー銀座・東京)/ ’98, ’99
1998 CONTEMPORARY TEXTILE-MINIATURE WORK from Japan(ベルギー)
Japanese Textile Miniature Exhibition -Folding- organized by GalleryGallery(キャンベラ、オ-ストラリア巡回)
1999 ’99世界工芸コンペティション・金沢(香林房大和8Fホール・金沢)/ 2001
第17回む展(鹿児島市立美術館・鹿児島)
「着物への展開」展(ギャラリーRAKU・京都)
2000 Folding an exhibition of works in fiber 20×20(伊丹工芸センター・兵庫)
創造する場、美術・工芸の「かたち」、<知・かたち>(ギャラリーRAKU・京都)
アジア・ファイバーアート展(Duckwon Gallery, Seonam Gallery・ソウル/福岡アジア美術館/田主丸町かっぱ茶屋・福岡/北京清華大学美術学院・北京)/ 2001, 2003
「それぞれの布」展(ギャラリーマロニエ・京都)
2001 比良から新しい風が…PART11 明確なコンセプト(理念)の時代(比良美術館・滋賀)
2002 朝日現代クラフト展(大阪/東京)/ 2003
京展(京都市美術館・京都)
Small Works Show(PS14GALLERY・釜山、韓国)/ 2003
2003 日韓繊維美術交流展-「ポジャギと風呂敷」展(駐日韓国文化院・東京/駐韓日本文化院・ソウル)
企画招待展(ART IN ORI・釜山、韓国)
同感展(オムテイクギャラリー・釜山、韓国)
布VS紙、日韓展(ギャラリーRAKU・京都)
二人展、大高亨、石塚淳子(やすむらコレクション・直方市、福岡)
Cheongju International Craft Biennale 2003(チョンジュアートセンター・チョンジュ、韓国)
工芸の新領域Part1「アートな布」八幡はるみ、大高亨展(GALLERY MARUFUKU・京都)
2004, 2005 「紙VS布」展、Craft Story(釜山、韓国)
2005 Fiber As Art“進化するかたち”Shibori-expounding Form(千疋屋ギャラリー・東京)
テキスタイルの未来形(海岸通ギャラリーCASO・大阪)/ 2006(金沢21世紀美術館)
5th INTERNATIONAL TEXTILE TRIENNAL EXHIBITION TOUNAL、Fasinants textiles du japon -招待出品-(トウルーネ、ベルギー)
4th International Biennial of Mini Textile “The Open Letter”(リトアニア)
TEXTILE 05 -KAUNAS ART BIENNAL- 招待部門(カウナス、リトアニア)
2005, 2006 第8回国際テキスタイルミニアチュールトリエンナーレ in Angers.ART SHIBORI “FORMES EN EXPANSION” 30Mini Textiles Japanese in Angers.(アンジェ、フランス)
2006 The International Biennial Symposium Conference and Exhibition on Textile Art”Scythia6″(カースン、ウクライナ)
コミッションワーク
1999 飯坂インテリア(大阪)ラグカーペット、パーソナルアートシリーズ“大高 亨の世界”6柄の企画、設計、デザインを行う。
2000 飯坂インテリア(大阪)ラグカーペットプロパーの企画、設計、デザインを行う。
著書、論文等
1994 手織りの感性が支える最先端自動車ファブリック((株)染織と生活社 月刊染織α-2月号)
1999 二重織((株)角川書店 美と創作シリーズ 織を学ぶ)
組織を生かした制作((株)角川書店 美と創作シリーズ 織を学ぶ)
着物の課題における教育効果と自身の制作より<研究ノート-第5回着物への展開>(京都芸術短期大学紀要[瓜生])
2000 生命の力みなぎるアウトサイダーアート<工房しょうぶ>の手縫い作品((株)染織と生活社 月刊染織α-6月号)
2001 論文-コンピュータによる「それぞれの布」づくりから(京都造形芸術大学紀要[GENESIS])
2003 海晒しによる変化を用いた織物<福岡県志摩町の作品展から>((株)染織と生活社 月刊染織α-2月号)

展覧会

1999年4月19日(月)~5月1日(土)
マルチメディア、パソコンなどで個人が世界中の情報や新しいビジョンを容易に手に入れられ、容易にかたちが生まれる現代、生身の人間の手のクリエイトの可能性を我々は見失いがちなのではないでしょうか。アートは意志だけではかたちになりません。自分の意志どおり働いてくれる手、あるいは、鍛練された手が、自分の意志以外のところで働いてくれることによるかたちに私はこだわります。
今回の作品は、私のフリーハンドによるかたちをダイレクトにパソコンに取り込み、織物設計書を作成しコンピューターダイレクトジャガード織機により生まれた布です。

大高 亨大高 亨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Dyeing after Weaving」
2001年7月13日(金)~28日(土)
大高 亨

 

 

 

 

2003年11月21日(金)~12月6日(土)
メディア網の発達により個人が世界中の情報を容易に得られ、バーチャルの世界が現実と区別できない人々が増えた現代、あまりに生きることの生々しさを排除し過ぎてはいないでしょうか?。こうした弊害として、安易に人々や自らを殺傷する人間を創ってしまっているのが現代です。
アートにおいても意志やバーチャルのシュミレーションだけでは、本当の意味で作家オリジナルのかたちは生まれません。自分の意志どおり働いてくれる手、あるいは鍛練された手が、自分の意志以外のところで働いてくれることによりうまれるかたちに私はこだわります。
近年の作品は私自身のフリーハンドのドローイングを画像デジタルデータとし、織物設計を行い、コンピュータジャカード織機で織り、その後手仕事による加工を施す仕事を続けてきました。今回は織った後に焦がして色と形を加えた作品で、画廊空間を構成いたします。

大高 亨大高 亨

 

 

 

 

 

 

 

2006年9月29日(金)~10月14日(土)
あまりにも多くの情報や物質が洪水のように溢れだしている今、これらに過度に影響されず、もう一度自分自身の「美の表現」の確認作業を行ってみました。
染織という技法を表現手段にしている私にとって、色とマチエールは大変重要な要素です。視覚における色とマチエールは、時間や季節、そして場所によって太陽光の影響により変化しますが、わたしはその移り変わりを実に美しいと感じます。この自然光の入るギャラリー空間で、作品が受ける光の変化と陰影を意識し、微妙なグレー色の変化を用いた作品と織物のマチエールの変化を用いた作品を発表いたします。
作品は大胆な毛筆によるドローイングをデジタルウイービング(織物)で表現したものですが、手による偶然のマチエールやニュアンスを反映させています。
是非ご高覧ください。

大高 亨大高 亨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Optical Fabric by weave」
2008年9月27日(土)~10月11日(土)
大高 亨

 

 

 

大高 亨 展
2011年5月14日-5月28日
大高 亨 展 2011年5月14日-5月28日

 

 

 

 

 

 

 

2014年9月13日-9月27日
2014年9月13日-9月27日