経歴
1954 | 大阪に生まれる |
1977 | 大阪芸術大学卒業 |
個展 | |
1990 | ギャラリー無有・京都/’92 -布による造形- |
1992 | ギャラリー・アルテファクト・東京 -不織布によるインスタレーション- |
1993 | エフェア・ギンザ・東京 -不織布によるインスタレーション- |
1995 | 画廊みやざき平凡スペース・大阪 -ウィービング オーナメント- ギャラリーギャラリー・京都 -石・紙縒りによるインスタレーション- |
1999 | ギャラリーさんびいむ・大阪 -織布による造形- |
2000 | エクリュ・エイチエム・東京 -テキスタイルワークス- |
2001 | 祇をん小西・京都 -織り布による造形「Slow Growth III」 |
2002 | ワコールアートスペース ギンザ・東京 -織り布による造形「Slow Growth IV」- |
2003 | エスパス446・大阪 -テキスタイルワークス「The Cravats」- |
公募展 | |
1988 | 日本クラフト展/’93優秀賞受賞 |
1989 | 朝日現代クラフト展/’92 札幌芸術の森展 国際テキスタイルコンペティション’89京都 |
1992 | 天展・奈良 |
1993 | 伊丹クラフト展 |
2000 | 第13回国際テキスタイルミニアチュールビエンナーレ展、ソンバトヘイ、ハンガリー |
グループ展 | |
1990 | 造形展(ギャラリー喜多・奈良) |
1991 | 立体小品展(ギャラリー喜多・奈良) |
1994 | 選ばれた作家展(伊丹市立工芸センター・兵庫) |
1995 | 繊維による造形作品(南京町ギャラリー・兵庫) |
1996 | 2つの視点’96展 大阪芸術大学(阪急百貨店・大阪) 織人展(伊丹市立工芸センター・兵庫) Contemporary Japanese Craft and Jewelry Design (Japanese Ameriman Cultural and Community Center, Los Angeles, U.S.A.) |
1997 | 朝日現代クラフト展招待(阪急百貨店・大阪) ニュートラディション展(国際デザインセンター・名古屋) |
1998 | 上町台地からの発信展(ABCギャラリー・大阪) 一枚の布展(駒井邸三塔庵・京都) |
1999 | インテリア・スパイス/タペストリー展(クラフトコレクション・東京) |
2001 | Japanese Contemporary Crafts「Out Line」(ギャラリーFLOW・ロンドン) 「斐伊川和紙を使う」銅版画、染織展(島根県立美術館ギャラリー・島根) |
2002 | 「WABITEN」和・美展(Clotworthy Art center・アイルランド) JCDA ベルギー展(VISO ギャラリー・ベルギー) Japan・Bulugaria Contemporary Textile Exhibition(ブルガリア) |
2003 | 第1回テキスタイルトリエンナーレ ソンバトヘイ(ハンガリー) コレクション(Gallery Szombathely) 日本クラフト展〔大賞〕 清州国際工芸ビエンナーレ招待作家展(韓国) |
展覧会
「連」
1995年10月14日(土)~26日(木)
非常に単調な時間の流れ、それは嵐の海の底のように海面の激しさにかかわらず静かで、意識あるいは肉体の根底から発信し続ける。まばたきをスローモーションで連写した様に、時にはたいくつな流れに感じる事もあるでしょう。
線あるいは斜行は、いままでの私の作品の大きな要素の一つで、今回は平面を削ぎ落とし、自己の意識の底を見つめてみようと思いました。
素材は、石、紙、木、ピアノ線を使い、特に紙縒りを連いで線として用いる事は、私にとって重要な意味を持っています。
自分では気づかない時の中で、関わり続ける人、ものとの出会いは、淘汰されながらつながり続け、モノトーンの記憶となって私のなかに蓄積されていきます。
「A SLOW GRWTH II」
2000年6月3日(土)~17日(土)
昨年の個展 “A Slow Growth” のパート2。
“ゆっくりとした成長。確かな方向を探りながら、Twistして進む。力強い鼓動にも似たリズムは、時をきざみ、やさしく生命を育む。”
織布をバイアス方向にピッキングして表現します。
「A Slow Growth V 風の予感」
2003年9月27日(土)~10月11日(土)
シンプルな布をひたすら織ってできる造形シリーズ、PART �です。今までは、織った布をバイアスに縫い、布の持つ力を生命力の表現としてきました。でてくるかたちは、有機的で、生物的なかたち、それは生命力の強さへの脅威でもあり、祈りでもありました。
今回は布をしぼらず、素材に紙を用い、紙の硬さと布としての柔軟さ、そして非常に日常的な素材を使うことで、未来への志向を現しています。日常の積み重ねでゆっくりと育ってきた命は少しずつ羽を広げはじめているという、このシリーズのプロセスです。この紙の素材はしばらくすると黄ばみや脆化が意外と早く来るかもしれませんが、それはそれなり。 明るい平和な未来を次世代に託して、さわやかな風が吹くことを祈りたいと思います。
舟の中に一文字を書いて、好きな所に置いて下さい。
さぁ、こぎ出しましょう!
「Silk gauze 絹紗 Works 2008」
2008年9月27日(土)~10月11日(土)
上田 恭子 展
2011年11月26日-12月10日