2022年8月10日(水)- 17日(水)12:00 – 19:00 会期中無休 最終日は、17時まで
この展覧会は、作家在廊日(8/13,14)以外は、 ガラス越しで作品を見ていただく無人展です。
ギャラリーの事務所は、不定期に不在をしています。
□作家コメント
大学院まで6年間にわたりテキスタイルを勉強してきましたが、その中で私を夢中にさせた染織技法が「綴織」でした。その後、企業への就職や住居の引っ越しを経て、改めて綴織作品の制作に向き合えるようになって4年が経ちます。生活環境が変わることで作品に対する向き合い方も変わってきましたが、この度は作家としての活動を始めてから、満を持しての個展開催となります。
今回は未発表作品のみの展示となりますので、夏の暑さが厳しい時期の開催ではございますが、多くの皆様にご覧いただければ幸いでございます。
●技法
綴織(つづれおり)
太古から存在する原始的な織物が起源であり、中世ヨーロッパの豪華絢爛な壁掛け布(タピストリー)や、インドの絨毯、緞帳、日本の繊細な帯などに用いられる織技法です。
現代ではモダンなデザインのものも多くありますが、その特徴は“織物なのに組織のリピートで模様を出すのではなく、「絵」そのものを織って表現していく”ということにあります。
又、複雑な機織り機を用いることなく、枠(フレーム)ひとつで織り進めることが出来ることも大きな特徴のひとつです。
□作家略歴
1989 茨城県生まれ
2014 東京造形大学大学院 造形研究科 造形専攻修士課程修了
2014 ㈱エム・アッシュ・エム 入社
現在、名古屋芸術大学 芸術学部芸術学科デザイン領域 テキスタイルデザインコース 講師
㈱織部 勤務
展覧会
2019 「オリリズム Ⅳ」出展(名古屋芸術大学内 アート&デザインセンター/愛知)
2021 「国際工芸アワードとやま2020」 入選(富山県美術館/富山)