2022年1月29日(土)- 2月13日(日) 12:00 – 19:00 木曜休み (最終日は17時まで)
□作家コメント
変る、帰る、還る
昨今、始末の悪いゴミ、プラスチックを糾弾する声はだんだん大きくなっています。
しかし悪いレッテルを貼られたものは排除以外に何か方法は無いのでしょうか。
この展覧会は長年私の表現を助けてくれたプラスチックを時代に寄り添う素材へと近づける試みです。
私の作る「食べられるプラスチック」は驚くほどシンプルな材料と方法からできています。
土に還る地球に優しい素材ですが、同時に気候に敏感で水に弱く、色や形はいずれ失われます。
人も時代も変わっていく上で、作品や製品も時間と共に変わっていくことを私たちは今まで以上に受け入れなくてはならないのかもしれません。
一年近くかけて自宅のキッチンで作り続けたバイオプラスチックたち。
たくさんのトライアルを経てテキスタイルとして成り立つよう仕上げました。
プラスチックが見せる多彩な表情をお楽しみください。
□作家略歴
嵯峨美術短期大学卒業 神戸市在住
展覧会
2000 第5回インターナショナルベトナックプライズ (ベルギー セントトゥルイデン)
第5回国際掌中新立体造形公募展 (名古屋)
2001 ミニアテキスタイルコモ (イタリア コモ)
2002 京都府美術工芸新鋭選抜展 (京都文化博物館 京都)
2005 Through the surface : 表現を通してー現代テキスタイルの日英交流 (京都国立近代美術館 京都)
ART EMBROIDERY a wide focus on new territories (イギリス ロンドン)
prism an exhibition of textile art (イギリス ロンドン)
2011 ミニアテキスタイルコモ (イタリア コモ)
BITE-SIZE MINIATURE TEXTILES FROM JAPAN AND THE U.K (イギリス・京都・名古屋)
2012 4th Triennial of Textile Art (ハンガリー)
2013 Exhibition for the winners of the 5 editions of the lnternational Betonac Prize in collaboration with Design Vlaanderen (ベルギー ブリュッセル)
2015 ギャラリーギャラリー (京都)
2015 Piece-Full(宮城 松島)
2018 絞る 締める 染める(染・清流館 京都)
受賞 2000 ベトナックプライズ(大賞)受賞 (ベルギー)